あ゛ー

何だかこっぱずかしい小話を発見したのでしゅうちぷれいの一環として放置してみる。

ほんのりＨＯＭＯっていうかばっちりＨＯＭＯです。
一応アビスのツンデレおじさん×赤毛短髪のかわいこちゃんなフィーリングです。

彼の夢を見た。

もう現実では、彼の声も、表情も、上手く思い出すことは出来なくなってしまっていたのに、
夢の中の彼はあの時の彼の姿をはっきりと写していた。

ジェイドと呼ぶ声も、
ふと振り返って見せた笑顔も、
少し苛めるとすぐに拗ねてみせた横顔も、

それは短かくも幸せだった時の彼をまざまざと映し出していて。


目を覚ました時、こんな夢を見てしまった自分を馬鹿らしいと笑うより先に、
ああ、彼の夢だったのだ　と思った。

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2年半後ぐらいのジェイド。
どんなに愛しくても、一緒にいたのは1年あったかどうかだから、存在は凄くはっきり覚えているのに段々と薄れていってしまう。
再会までもう少し。

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「アッシュ程じゃねぇけど。俺だってその・・・気になってるやつくらいは居るんだぜ？
まぁ、そいつのために死ねる！なんて言えないけどさ」


「・・・こんな事言うと、またティア達に怒られるかもしれないけどさ。
俺には・・・そんな事言える権利も無いしな。
だってアクゼリュスにはもっと沢山の人が笑ったり泣いたり・・・恋したり・・・して生きてたんだ。
強引だって言われちまうかも知れねぇけど、思いを伝えられずに逝った人もいると思うんだ。
俺だけ・・・・・・なんてな」
「それにさ！そいつってけっこー年取ってるおっさんだからさ、
こんな事言ったらびっくりして腰抜かしちまうといけねぇし！・・・・・・だから、俺は言えない」

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レムの塔後。
ルー君とジェイドの会話らしいですよ。
このあと大人と子供はお互いに知らない振りして笑ったりするがいいよ。